宝鋼集団、大型飛行機開発に向け特殊冶金の研究製造に着手
2008年05月23日 15:45 アクセス数:
上海宝山鋼鉄集団(宝鋼集団)は、中国国家大型航空機研究開発の重大科学技術プロジェクトの始動以降、「大型航空機」プロジェクトに関連した特殊冶金材料の予備研究と試験製造をスタートさせた。宝鋼集団は大型航空機の離着陸用の超高強度鋼とTC4、TC18、Ts8、Ta15などの4大規格のチタン合金構造用鋼の研究開発・製造に成功し、関連するエンジン用特殊鋼材の研究開発も進めている。
宝鋼集団の関係者によると、大型航空機は離陸総重量が100トンを超える輸送航空機を指し、軍用・民用の大型輸送機と座席数150席以上の幹線旅客機が含まれる。現在、世界で大型航空機の製造能力を有するのは米国、欧州4カ国、およびロシアのみ。大型航空機の研究開発・製造は最先端技術プロジェクトに入り、航空機1機あたり約100トンの高温合金、チタン合金、約15トンの離着陸用特殊高強度鋼が必要だという。
宝鋼集団は同プロジェクトが始動してから、新材料一括開発特別プロジェクトチームを発足させ、離着陸用高強度鋼、チタン合金構造用鋼、大型航空機エンジン用材などの重点研究開発目標を掲げ取り組んできた。宝鋼集団傘下の宝鋼股フェン特殊鋼分公司は、溶鋼・超高純度製錬など多くの技術の問題点を克服し、300メートルの大型航空機用超高強度合金鋼の試験製造に初めて成功。超高強度鋼の2回目の試験製造はすでに材料供給・生産段階に入っている。さらに、4大規格の大型チタン合金棒材、恒温鍛造品も研究開発・製造に成功し、産業化・生産技術研究およびその確立段階にある