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中国の家族主義とコネの関係

2008年03月20日 17:19    アクセス数:         
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個人主義の中国とはいっても、それは欧米のように宗教に基づいた神に対する自分という意味ではなく、家族・血のつながりに基づいた、あくまで家族あっての個人という意味での個人主義、言い換えれば「家族主義」ということになるかと思います。

日本的な家族主義が企業や学校といった家庭外の社会単位にあり、同一共同体の他人との共生・調和にこだわるのに対して、中国の家族主義は純粋に家族・身内を単位としています。厳しい歴史を生き抜いてきた中国人にとっては、家族を核とした血族こそが自分のよりどころとなるのです。強烈な同族意識と結束力の強さが生むネットワークは、かなり広範囲にわたります。一人の中国人の後ろには大勢の血縁者が存在し、一個人、一家族の成功はその一族すべての繁栄につながらなければなりません。それこそが中国人にとっての調和であり、情理にかなったことなのです。

このようなわけで、中国で言う「コネ」は、私たち日本人の考えるものと根本的に違います。それはまず、この血縁関係・身内のことなのです。けれども、血縁関係を超えたところにもコネは存在します。例えば、相手にとって有利となるような何かを与えることができたときです。さらに、苦労や思いを共に分かち合うという共通体験に基づいた人間関係をつくることができれば、それは身内にも匹敵する人脈となるでしょう。

中国人と本物の人間関係を結ぶことは、中国でなにかを成し遂げるための最大の条件です。それは、本気で中国に接したことのある人に共通する実感だと思います。


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